込める想い
はじめたきっかけ
「祖父が生きている間に、話を聞かなかった後悔」
祖父は私が中学生の時に亡くなりました。
可愛がってもらった記憶はあるものの、あまり深い話をしたことがありません。
しかし、祖父の死から20年たったある時、ふと父から祖父の戦時中の写真を見せられ、 いきなり祖父の人生が知りたくなったのです。 軍服を着た写真の中の彼は、私の知らない青年でした。
私が知っていた祖父は、マイペースで、暴れん坊将軍。 皆でお花見に行っても勝手に行方をくらますこともしばしば、入院したと思ったら看護婦さんをナンパしてはおばあちゃんを困らせ、孫から見てもやれやれといった具合でした。
しかし、その写真に出会ったことで、 私が知っていた彼は、人生の中のほんのひと時、「おじいちゃん」の時だけだったのだと思いました。 祖父にも希望や志に燃えている時代もあったのだろうし、戦争の中すごした青春時代はどんなものだったのか、聞きたいことはたくさんありますが、もう叶いません。
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そのことから、祖母が認知症になったのを機に、生い立ちからいままでの話を聞き「自分史」という形で1冊にしました。
集団就職で上京して、お針子として住み込みで精一杯働いたこと、祖父とのお見合いのこと、長年勤めていた会社で表彰されたこと。
私の知らない祖母がたくさんでてきて、いままでのことを嬉しそうに話してくれました。普段は5分前の出来事も忘れてしまうのに、意外にも昔のことは鮮明に覚えていました。 いつか祖母の話を聞けなくなる日が来ても、その本を開けばいつでも祖母の優しさを思い出せる気がします。
忙しい日々の中で、腰を据えて家族の昔話を聞く機会は意外と少ないかもしれません。
いつか聞けなくなる話をカタチに残しませんか?
「還暦」「退職祝い」「米寿」…etc 大切な人の人生の節目に、ちょっと特別な贈り物のお手伝いができたら嬉しいです。
| 事業者 | まごの耳 |
|---|---|
| 所在地 | 埼玉県 川口市 |
| 受付時間 | 月~金 9:00~18:00(祝祭日を除く) |


