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はじめたきっかけ

「祖父が生きている間に、話を聞かなかった後悔」


祖父は私が中学生の時に亡くなりました。
寡黙で厳しい人だったので、子供心にも近寄りがたさを感じており、あまり話をした記憶がありません。

しかし、最近になって父から祖父の戦時中の写真を見せられ、祖父の人生に興味が湧いたのです。(※1)

写真の中の祖父は、凛とした私の知らない青年でした。

(※1)予科練=太平洋戦争中、旧海軍が航空機搭乗員を育てる目的で15歳〜20歳の少年を訓練した制度。

私が知っていた祖父は、長い人生の中のひと時、「おじいちゃん」の時期 だけだったと気づきました。
生きている間に祖父の話を聞いていたら、もっと良い関係だったかもしれません。

私は昭和の歴史が好きなので、予科練での生活や、戦後を生き抜いた話など、聞きたいことはたくさんありますが、もう叶いません。

その経験から、祖母が認知症を患ったのを機に祖母の自分史を作りました。

祖母が元気に話ができるうちに話を聞いておきたいと思ったからです。

集団就職で上京して、お針子として住み込みで精一杯働いたこと、祖父とのお見合いのことなど
普段は5分前の出来事も忘れてしまうのに、昔のことはいきいきと話してくれる祖母に驚きました。

自分史づくりの中で、祖母の意外な一面や心温まるエピソードにたくさん出会うことができ、祖母への理解が深まったと思います。 できあがるまでの時間そのものが特別に感じました。

また、自分史作りを通して、普段なかなか話題にならない事にもスポットライトがあたり、家族の理解が深まるきっかけになると実感しました。
忙しい日々の中で、腰を据えて家族の昔話を聞く機会は意外と少ないかもしれません。
自分史作りを機に、昔話に花が咲いたり、家族でも知らなかった一面を発見をしたり、ちょっと特別な贈り物のお手伝いができたら嬉しいです。

事業者 まごの耳
所在地 埼玉県 川口市
TEL 090-7835-0808
受付時間 月~金 9:00~18:00(祝祭日を除く)
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